むらさきのスカートの女 今村夏子
芥川賞受賞作でしたっけ?図書館で借りて読んでみました。
感想は正直うーん…わからない。文学はむずい。
★ざっとしたあらすじと感想★
黄色いカーディガンの女が語り手。
(ネタバレはいやなので名前はだしたくない)
むらさきのスカートの女は
いつもクリームパンを買い
いつも同じベンチに座ってクリームパンを食べる。
むらさきのスカートの女はどうやら
無職というより、フリーターのようで
現在は職を探しているようだ。
黄色いカーディガンの女はむらさきのスカートの女と
友達になりたいあまりむらさきのスカートの女を
間接的に自分の職場へ誘い込むことに成功する。
そして、その日から黄色いカーディガンの女は
自分の職場で思う存分
むらさきのスカートの女を観察…もといストーカーをする。
むらさきのスカートの女が休みの日は
あとをつけて、趣味、嗜好を探る。毎朝、同じバスに乗る。
むらさきのスカートの女は職場へ順応していく。
心配をしていたが良かったと胸を撫で下ろす黄色いカーディガンの女。
ただ、むらさきのスカートの女とはいっこうに接点をもてない。
とにかく、黄色いカーディガンの女は自分の存在を認識してほしいようだ。
そんなこんなしていくうちにむらさきのスカートの女は
職場で浮いた存在になっていく。
しかし、読者からはかいまみえてくるむらさきのスカートの女の正体。
この女はきっと……
☆感想
読み終わって思ったのは、黄色いカーディガンの女は
むらさきのスカートの女のどこがそんなによかったの?
私から見るとどこにでもいるむらさきのスカートの女でも
黄色いカーディガンの女の視点を変えて見ると
こんなにも違って見えるものなのか…と思わせられた。
例えていうならあれかダメ男に引かれやすい女的な…
回りがやめとけといっても「あの人は本当はいい人なの!」的な…
この作品でそんな気分を感じた
というか、語り手の黄色いカーディガンの女が異彩を放ちすぎて気になる。
今度は私が黄色いカーディガンの女を観察しよう。
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