この作品、だいぶまえに読書サイトのフォロワーさんのおすすめで読んでみたんですけど
私がロアルドダールを知ったきっかけになった作品。
電子書籍で買ったけど、結局、紙の本で集めたくなったので本を買った。
☆あらすじ
マチルダは三歳になるまえに字が読めるようになり
四歳になるとなんとディケンズの「大いなる遺産」を読んだ
そのあとも様々な文学作品を読破するような
もはや天才といっても過言ではない女の子
だけど、マチルダの両親はなかなかの毒親で才能に気づいていないどころか、この世の正論を語るマチルダに
「お前はバカだからそんなくだらないことを言うんだ」的な感じで相手にもしない
おまけに、小学校にあがると狂暴な女校長トランチブルが幅をきかせている。気に入らない生徒には暴力があたりまえ(現代だったらクビだな)
じきにマチルダもトランチブルの標的になった
唯一、才能に気づいていた担任のミスハニーだけは
マチルダを気にかけて二人は親子のように絆を深めていく
後半はマチルダの幸せをはばむ両親や
マチルダをかばうミスハニーのことが気にくわないトランチブルの
様々な妨害が入るが二人の結末は…
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☆感想
って、これ、童話ですよねえ
ここまで皮肉と毒舌が効いた作品があるのかーって驚いたのが
まず真っ先に思い浮かんだ感想
登場する大人たちがクズすぎてイライラしたけど
マチルダの仕返しが痛快で不思議と後味が悪くない
でも、マチルダみたいな子ってこの世界のどこかにもいるんじゃないかな実際に子供の才能に気づいていない
無関心な毒親もいるだろうし
才能を開花させることもなく大人になる子供もいそうな気がする
マチルダの才能に気づいたミスハニーに出会ってよかった、本当に
ミスハニーがマチルダを救うためにとった行動はなかなかできるもんじゃない
色んな可能性を秘めた子供、子供をもつ親ごさんももちろん
皮肉とブラックジョークが好きな人にも全方位バッチリ楽しめる童話でした。
教えてくれたフォロワーさんありがとう(^-^)