読書人間の電子書斎

〜今まで読んだ本を記録して自分だけの図書室を作るブログ〜

ちょっとした時間にさっと観れる映画「鬼談百景」

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鬼談百景

鬼談百景

  • 発売日: 2016/06/09
  • メディア: Prime Video
 

 昨日、観たんだけども

私、この作品原作を先に読んだのでだいたいオチがわかってたけど

やっぱり、視覚化するとまあまあ怖い。

 

この映画はオムニバス作品で本で言うと短編みたいなもの

私が怖いなと思ったものは三つ。

 

☆「影男」

叔母さんに子供を預けることにしたKさん

叔母さんは快く預かってくれて子供が寝ているうちに

自分もうとうとと眠ってしまう、チャイムの音で目が覚めた

玄関のすりガラスの向こうに黒い男の人影が立っていた。

 

この男が何が目的かもわからない

でも、この世のものではないことはわかる。

しかも、この影男

頭を玄関のすりガラスに頭を

何も言わずにただゴツンゴツンとぶつけ続ける。

この異様さが、観ていて不気味だった。

 

☆「どろぼう」

Tさんの集落では子沢山の家があった。

子供を育てるお金がろくにないのに…だ。

なのにまた、その家の奥さんのお腹はふっくらしている。

「おめでたですか?」と聞くと「太っただけだ」と答える。

しかし、数ヶ月たつと、その奥さんのお腹はぺたんこになっていた。

 

なのに、赤ちゃんの影もかたちもない。

その家の子供の息子に話を聞いてみると

「どろぼうが赤ちゃんを連れていって溝に捨てたの」と答える。 

 

☆「続きをしよう」

墓場で子供たちが鬼ごっこをはじめる

一人が怪我をしたので帰ると言って帰った

その時「続きをしよう」という声が聞こえた

子供たちはおかしさに気づきながらも

その遊びを中断してはいけないと察して

遊び続ける。そして、一人また一人と怪我をして

最後に男の子一人になる。

「続きをしよう」声が聞こえた。

その時、男の子が見たものは…?

 

私が印象に残った話はこの三つ。

学校に出る赤い服を着た女の話をしたら

家まで着いてきた話もなかなか怖かった。

 

 

いわゆる、ビックリシーンとかはないけど

静かにじわじわとびびらせてくる描写が多めです。

 

が、やっぱり、正直なことを言わせてもらうと

原作の方が好きかなあ。

頭であやふやに想像する方がより怖いしなあ…。

 


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