読書人間の電子書斎

〜今まで読んだ本を記録して自分だけの図書室を作るブログ〜

【若者たちよ人の話を聞け】コメディホラー「タッカーとデイル 史上最高にツイてないやつら」

ちょいと前になにかコメディタッチのホラーでも観たいなあと思って、アマプラで観たのが「タッカーとデイル 史上最高にツイてないやつら」

 これ結構、ツボだったのでざっくりですが感想を書いていきたいと思います。

 

★あらすじ

トイレの清掃の仕事を生業としているタッカーとデイル

タッカーは引っ込み思案の犬好き、デイルはそんなタッカーの親友で二人は仲良しの気の優しいやつらである

 

そして、二人は休暇を取り念願の山小屋を手に入れ自分たちの別荘を作ろうとするのだが、山へ遊びに来ていた若者たちに不審者扱いを受ける。

 

惨めな思いを抱えながらも山小屋に到着して小屋を改造しようとするのだが、その夜タッカーとデイルを不審者扱いをした若者たちを見つける

彼らはタッカーとデイルの買った山小屋付近にキャンプに来ていたのだ。

 

はしゃぐ若者たちを眺めていた二人だったが…遊んでいた一人の女子大生アリソンが湖に落ちてしまう。

 

タッカーとデイルは落ちたアリソンを救い「友達が湖に落ちたぞー」と若者たちに伝えるのだが、若者たちは二人を完全に不審者だと思い込み逃げてしまう。見かねた二人は山小屋にアリソンを連れ帰ることにした。

 

しかし、それを見ていた若者たちは、二人がアリソンを連れ去ったと誤解してしまうのだ。

それもそのはず、実はその山には殺人鬼伝説があり、タッカーとデイルがその殺人鬼だと思われてしまったのだ。

 

そして、若者たちはアリソンを救うためにタッカーとデイルを襲撃する作戦をたてる。

外が明るくなったころ、若者たちは二人に攻撃を仕掛けるのだが、彼らは普通に自分たちのミスで勝手に死んでいってしまうのだ。

 

デイルの動かす木材粉砕機に突撃して粉々になったり…

タッカーがほった穴に落ちて死んだり…

タッカーとデイルを殺そうと走って追いかけ勢い余って尖った木にぶっ刺さったり…

 

さすがに、タッカーとデイルは何が起きているのか分からない

自分たちはなにか誤解されているのではないかと思い若者たちに

「話を聞いてくれ」と懇願するが若者たちには、もはや二人が凶悪な殺人鬼にしか見えない

若者たちは、頭を使いさらなる罠や凶器を使って二人を殺そうとする

 

そんななか、引っ込み思案のタッカーはアリソンと心を通わせ恋心まで芽生え両思いになりかける

 

だが、そんな甘い展開は打ち砕かれ、若者たちはタッカーとデイルの山小屋を完全包囲しゲリラ戦へ…

 

事態はアリソンをも巻き込んでとんでもない方向へと動き出す

(まあもともとアリソンが原因なんだが…)

 

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★感想

ツイてなさすぎだろ、この二人…

 

そして、若者よ人の話を聞け

あんたらは、早とちり&ドジなせいで死んでるだけだぞ

タッカーとデイルはなにもしてねえ…

若者たちを引き止めてそう言ってやりたくなった

 

もう、なんか盛大なすれ違いホラー映画

例えるならば

アンジャッシュのコントくらいすれ違ってる

 

とはいえ、あらすじをざっと見てもらえばわかる通りコメディ系のホラーとなっており、グロいシーンはあるものの笑える作品となっている。

 

終始、笑いっぱなしだけど物語後半で最後まで残った若者…男子大学生の意外な過去が明らかになったりと、少し驚くような展開も用意されていてただのB級と言うにはもったいない。

ホラー映画として完成度が高いと私は思う。

 

それに、タッカーとデイルの熱い友情やタッカーの犬愛も好感度が高く、ただルックスがいかついだけでなんでこんな目に…と笑いながらも目頭が熱くなった。

 

でも結末は底抜けのハッピーエンドなので、最後まで観ても気分が悪くなったりはしない。

今年観た映画の中でも上位に入るほどの良いホラー?コメディ?映画だった。

たぶん、アマプラでも観れると思うので興味が湧いた方はぜひぜひ!

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