3月後半から4月に読んだ本まとめ①「ももこのいきもの図鑑」さくらももこ 「小さなトロールと大きな洪水」トーベ・ヤンソン
3月後半から少し疲れ気味(急に寒くなったりしたからかな?)で、あまり長い本を読めなかったので、阿部寛のホームページ並に爆速で読める本ばかりを読んでました
4冊ほど読めたので、記事を2つに分けて読書記録をぼちぼちマイペースに付けていこうと思います
かなりさらっとした簡潔な感想です
「ももこのいきもの図鑑」さくらももこ
さくらももこが子供の頃から、飼ってきた昆虫や動物などの短いエピソードがイラスト付きで添えられているエッセイ
メジャーな昆虫(カブトムシやセミ)だけでなく、ぱっとしない地味な虫(イトミミズ、カメムシなど)を観察して独自に解釈してるのが面白い一冊
★感想
さくらももこが身近にいる生き物について面白おかしく語るエッセイだけど、誰しもが子供の頃に触れたことのある昆虫や動物の思い出話ばかりだから、懐かしさがこみ上げてきて面白いやら切ないやら不思議な気分になった
なかでも、ホタルのエピソードが印象的、私も保育所で先生に箱に入れたホタルを見せてもらったことがあるのだけども、あの幻想的な光が今でも忘れられない
今ではあまり見れないんだろうなあと寂しい気持ちにもなる
また見てみたいなあ
ムーミンシリーズのエピソード0という位置づけの本作は、第二次世界大戦の終戦直後に出版された
行方不明になったムーミンパパを探しにムーミンママとムーミンが過酷な環境を乗り越え、個性豊かなキャラに出会い仲間になりながら話が進んでいくというある種RPGのような展開で進んでいくのが面白い一冊
★感想
ただ、ひたすら癒やされた
ムーミンママが意外にも強気で毒舌なのも笑ったけど、荒波にもまれ命の危険をかえりみずにムーミンパパを意地でも探す姿を見てると「ムーミンママってほんとにムーミンパパの事が大好きなんだなあ」と優しい愛情を感じた
次々と登場するキャラは魅力的(とくにスニフ)だし、チューリッパという少女や赤い髪の少年などの人間キャラも初期のムーミン童話には登場してたんだ…
挿絵もたくさんで見てるのが楽しい
ムーミン初期の絵柄はあんまり可愛くないんだけど、妙に癖になる絵柄でじーーっと見てるとキモかわいい感じがする
ユニークな一冊だった