読書人間の電子書斎

〜今まで読んだ本を記録して自分だけの図書室を作るブログ〜

マイクル・クライトン「アンドロメダ病原体」

 

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今日の朝方読了!眠れなかったので…全部読めた。

アンドロメダ病原体〔新装版〕
 

 

この作品、50年前の作品だそう。

 

あらすじ

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人工衛星が町に墜落した直後にアリゾナの小さな町で住人がほぼ全滅

住人は皆、即死、しかも血液が完全に凝固していることが判明する。

 

その町で生き残ったのは老人と赤ちゃんという一見共通点のない二人。

 

宇宙からきた謎の病原体に四人の科学者が挑むという話。

 

感想

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理系というか、専門用語が多く少しだけ難しかったけど

病原菌に対する完璧な感染対策や

動物を使った実験などの描写が非常に細かくて

著者は医学を学んでるんじゃないかと思ってしまった。

 

…が、著者の紹介を見ると大学で人類学を専行していたらしい。

 

そして、生き残った老人と赤ちゃんの共通点を探り

この二人は血中に酸素が少なかったから病原菌が活発化せず

生き残ったのでは…なら、病原菌の弱点は…?という感じで 

一見、SFっぽいのだけど、医療系ミステリーの側面もある。

 

後半の病原菌がもれ研究所が汚染され爆破まで3分間

…という場面は緊迫感がありハラハラドキドキと楽しめた。

 

また、この作品を読んでいると

昨今のコロナウィルスに立ち向かう医師や細菌学者の方たちも

この作品の四人の科学者のように、いつ病原菌にさらされるか危険と隣り合わせの恐怖と戦ってるのかと考えさせられる。

私のような一般人にできることは限られてるけど

私生活でも気を付けて少しでも拡大を減らしウィルスも撲滅したいと

改めて心に刻んだ。

 

著者のマイクル・クライトンは「ジュラシック・パーク」などを生み出し

海外ドラマの「ER 救急究明室」なども製作していることで知られている。

 家に「ジュラシック・パーク」が積んであるので

近いうちにそちらも読みたいと思う。

 

 

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