読書人間の電子書斎

〜今まで読んだ本を記録して自分だけの図書室を作るブログ〜

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【化物よりもたちが悪いやつ】「ぼぎわんが、来る」澤村伊智

この前読み終わったばかりの作品「ぼぎわんが、来る」 ぼぎわんが、来る 比嘉姉妹シリーズ (角川ホラー文庫) 作者:澤村伊智 KADOKAWA Amazon ちょいと、不思議なホラー小説体験をさせてもらった こちら映画化もされている 例によって原作を先に読まないと映…

【愛犬の幸せのために狂犬病ワクチンは必須】「クージョ」スティーブン・キング

なんちゅーもんを読んだんじゃ(千鳥のノブ風) この作品は映画化もされているらしく母は観て知っていたらしい 私は原作を先に読まないと映画は観れない謎の体質なので、映画の方は未視聴 と言う事で、なんの事前情報もなく「クージョ」を読みました クージ…

【夏の怖い本祭り2021最終回】「旧怪談」京極夏彦 「ひとりで夜読むな」夢野久作、江戸川乱歩、小栗虫太郎etc…新青年傑作選怪奇編

怖い本祭り最終回って事で、いっきに2冊の本の感想をだべりまくっていこうと思います 1冊目「旧怪談」 まず、京極夏彦…「巷説百物語」「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」は読了済みで、おととい読み終えたのは「旧怪談」という本です 旧(ふるい)怪談―耳袋より (幽ブ…

【読んでみな、飛ぶぞ】「HIGH SCORE」20巻 津山ちなみ

この漫画、りぼんで連載されていて 私が小学校低学年の頃に初めて1巻を買ってハマったのがきっかけで、かれこれ20年以上(!?)かかさず毎年コミックを購入して読んでます。 ↓初めて買ったやつ、表紙がインパクトの鬼 HIGH SCORE 1 (りぼんマスコットコミッ…

【癒やしと儚さの融合】「子どもたちの長い放課後」仁木悦子

古典ミステリー好きな方なら知ってるやも… 仁木悦子さんは胸椎カリエスで闘病中に「猫は知っていた」という作品を書き上げデビューし、和製クリスティとも言わしめた日本の女性ミステリー作家 ユーモアで軽快な文体に、がっつりした話の構成、綿密な伏線で謎…