読書人間の電子書斎

〜今まで読んだ本を記録して自分だけの図書室を作るブログ〜

ミステリー

【私の人生のドラマ】「名探偵モンク」海外ドラマ

人生を賭けても良いほど、推していきたいコメディミステリー海外ドラマ 「名探偵モンク」 シーズン8まであります 名探偵モンク シーズン1 バリューパック [DVD] トニー・シャルーブ Amazon あらすじ 妻のトゥルーディーを自動車爆弾で亡くした元刑事のエイ…

【金田一耕助シリーズ】「悪魔の手毬唄」横溝正史

久しぶりに読書感想を投稿しました✨ 「悪魔の手毬唄」はやっぱり名作だと思うけど、見立て殺人物では「獄門島」が好きかなあ☺️ 次は「八つ墓村」再読しようと思います😌 #読書記録 #ブログ

【本の世界で謎を解く】「この本を盗む者は」深緑野分

2月に入り読み終わった本 この本を盗む者は【電子特典付き】 (角川書店単行本) 作者:深緑 野分 KADOKAWA Amazon 本屋大賞にもノミネートされていた 「この本を盗む者は」深緑野分 本好きなら憧れるミステリーかと思いますし、人が死なないのでそこらへんが…

【読む前の自分に戻りたい】「隣の家の少女」ジャック・ケッチャム【感情的な長い感想、ネタバレあり】

この前読んだジャック・ケッチャム「隣の家の少女」読了後の嫌悪感が半端ないので、もう二度と読まないと思います💦 感想、読んでもらえたら嬉しいです。 #

【自業自得がまねく悲劇】「ラストファミリー」森村誠一

結構前に読んで、記録し忘れていた本、森村誠一の「ラストファミリー」 ラストファミリー (角川文庫) 作者:森村 誠一 KADOKAWA Amazon これは、三篇からなる短編集となっていて少し異色です ちょっとジャンル分けに困る作品だなあと思ったのですが、さらっと…

【癒やしと儚さの融合】「子どもたちの長い放課後」仁木悦子

古典ミステリー好きな方なら知ってるやも… 仁木悦子さんは胸椎カリエスで闘病中に「猫は知っていた」という作品を書き上げデビューし、和製クリスティとも言わしめた日本の女性ミステリー作家 ユーモアで軽快な文体に、がっつりした話の構成、綿密な伏線で謎…

【一見ホラーなミステリー】「鬼の棲む家」吉村達也

この前、読了した「鬼の棲む家」 鬼の棲む家 (集英社文庫) 作者:吉村達也 集英社 Amazon 吉村達也さんは「文通」という作品を去年読んで、悪い意味で衝撃を受けた作家さん …で、これが私が読む吉村達也作品2作目なのだけども、やっぱり安定して面白かった…と…

【霊媒探偵城塚翡翠】「medium」相沢沙呼

Twitterでも確実にタイムラインに流れてくるので気になってはいたけど 本屋大賞にノミネートされた新本格ミステリーだと知って「本屋大賞」という言葉に弱いミーハーな私はこの作品を読む事に決めた medium 霊媒探偵城塚翡翠 作者:相沢沙呼 講談社 Ama…

【おすすめしたいミステリー】「北ア山荘失踪事件」森村誠一【ランキング形式感想】

森村誠一はこの短編集↓ 北ア山荘失踪事件~森村誠一ベストセレクション~ (光文社文庫) 作者:森村 誠一 発売日: 2017/11/24 メディア: Kindle版 …が、初読みなのだけれども「野性の証明」や「人間の証明」などドラマ化もしているのでめっちゃ有名な作家さん…

【嫌ミスか?】ギリアン・フリン「ゴーン・ガール」下巻感想【ちょいネタバレ】

下巻やっとこの前、読み終わったー。 嫌ミスは苦手なのですがこの小説はわりとサラサラと読めました。 こちらは「ゴーン・ガール」の上巻の感想↓ ellery0y.hatenablog.com ★下巻のあらすじ 下巻では、上巻のエイミーの日記がニックを社会的に追い詰めるため…

些細な違和感を恐怖に変えた小説「ファミリー」森村誠一

私が5月に読んだ本 森村誠一「ファミリー」 ファミリー (講談社文庫) 作者:森村誠一 講談社 Amazon これね…たしか、子供の頃ドラマでやってて印象に残ってる作品なんです で、本屋で見つけたのでさっそく買って読んでみたんですが、いやー気持ち悪いし怖い…

【ちょい愚痴あり】解釈が難しい「忌館」三津田信三

三津田信三さん。 ホラーとミステリーを融合させた作風が特徴で、新感覚の読書体験ができるので最近、読みふけっている作家さんです。 この前読んだのがこの作品 忌館 ホラー作家の棲む家 (講談社文庫) 作者:三津田信三 発売日: 2014/05/09 メディア: Kindle…

第30回鮎川哲也賞受賞作「五色の殺人者」千田理緒

最近、ネット麻雀で国士無双に2回連続で振り込むという不運を味わったので、しばらくは麻雀から離れてひたすら本を読みたいと思って読んだ推理小説。 五色の殺人者 作者:千田 理緒 発売日: 2020/10/10 メディア: 単行本 「五色の殺人者」鮎川哲也賞の受賞作…

【嫌ミス】ギリアン・フリン「ゴーン・ガール」上巻感想

……こんなヘビーなミステリー小説だったんか。 映画化もして話題になった「ゴーン・ガール」私は気になりつつも観てなかった。 私は映画は先に原作を読む派だから映画を観ることができなかったのだけども、この前原作の上巻を読了しました。 ゴーン・ガール …

【小市民シリーズ】米澤穂信「春期限定いちごタルト事件」

米澤穂信作品は「満願」「王とサーカス」「本と鍵の季節」と…あとなんか短編みたいなのを読んだことがあるからけっこう知ってると思うんですが、この「小市民シリーズ」は読んでなかった 昔、漫画で読んだことがあったと思うけど覚えてないので原作を買って…

【本格推理小説】「チャイナ橙の謎」エラリー・クイーン

久しぶりのエラリー・クイーン ずっと気になっていた国旗シリーズの 「チャイナ橙の謎」をこの前、読了。 まあ、いつもの通り 推理小説系の小説は大した感想が書けないので覚書として記録。 ☆あらすじ ディヴァシー嬢は看護師でヒュー・カークの世話をしてい…

【ネタバレなし】青柳碧人「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」

日本昔話ミステリー「むかしむかしあるところに死体がありました」を読んでから、ずっと気になっててやっと読むことができた 「赤ずきん、死体と出会う。」 ★あらすじ 簡潔に書くと、赤ずきんちゃんが探偵で童話の世界で起こる殺人事件をバッタバッタと解決…

「僧正殺人事件」 ヴァン・ダイン【ネタバレはなし】

ひっさしぶりに古典ミステリー読んだ。 王道のヴァン・ダインの「僧正殺人事件」 僧正殺人事件 (S・S・ヴァン・ダイン全集) (創元推理文庫) 作者:S・S・ヴァン・ダイン 発売日: 2010/04/05 メディア: 文庫 (僧正とはチェスのビショップ。将棋の角行みたいに…

マイクル・クライトン「アンドロメダ病原体」

今日の朝方読了!眠れなかったので…全部読めた。 アンドロメダ病原体〔新装版〕 作者:マイクル クライトン 発売日: 2014/09/30 メディア: Kindle版 この作品、50年前の作品だそう。 あらすじ 人工衛星が町に墜落した直後にアリゾナの小さな町で住人がほぼ全…

アーシュラ・K・ルグィン「闇の左手」

ルグィン…「ゲド戦記」描いた人です。 しかし、この「闇の左手」 難しかったいや、私の頭が悪いだけだと思うけど 闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252)) 作者:アーシュラ・K・ル・グィン 発売日: 1978/09/01 メディア: 文庫 しかし、思いっきり理系…というか 私…

【文豪ミステリー】谷崎潤一郎犯罪小説集

文豪もけっこう推理小説を書いてたりしますよね。 「くまのプーさん」のミルンとか坂口安吾とか。 で、今回は谷崎潤一郎の「犯罪小説集」を読んだので ゆるゆると日記がてら書いてみよう思います。 谷崎潤一郎犯罪小説集 (集英社文庫) 作者:谷崎 潤一郎 発売…

すさまじい心理描写「見知らぬ乗客」パトリシア・ハイスミス

うーん、これはミステリー…というより殺人を犯したものの心理描写を 深くえぐって描いている小説じゃないかなあ。 ちょっと、主な登場人物と人物関係を整理します。 ガイ・ヘインズ 建築家。妻のミリアムとの離婚調停でもめている。 アンという女性と付き合…