読書人間の電子書斎

〜今まで読んだ本を記録して自分だけの図書室を作るブログ〜

下ネタがもはや清々しいゾンビ映画「ゾンビワールドへようこそ」

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ゾンビものが好きでよく観るのですが

やっぱそのなかでもよかったやつはこれ。

 


★あらすじ

主人公はイケテないボーイスカウト3人組
ベン(優等生)カーター(童貞を気にしている)オギー(太っちょ)

始まりはとある研究所。(なんの研究所かわからない)

チャラいにーちゃんが研究所の片隅に寝かされた男に何の気なしに近づくが 

その瞬間

足が男の生命維持装置のコードにひっかかり配線が抜けてしまう。

維持装置からは「ピーーー」というあのイヤな音。にーちゃんは急いで男に人工呼吸を施そうとするが

その男、口臭がヤバイ!

臭すぎるってことでにーちゃんはあるものを取り出します

それは「フリス○」

それを男の口にざらざらざらーーーっと放り込み大量に食わせます。
そこで男は目を覚まし、にーちゃんにがぶり。にーちゃんは男に食われてしまいます。

 さわやかなフリ○クの香りに包まれていったのかな。

場面はかわり、3人組はボーイスカウトの演習。
夜にボーイスカウトの隊長と共にキャンプをすることになっているのだが
その日はクラスの人気者が集まるパーティーがあることをカーターは知らされる。

パーティーの夜に「童貞を捨ててしまおう」そのチャンスは逃すまいと
カーターはベンを連れて、夜中にキャンプをコッソリぬけて(オギーおきざり)会場へと出かける。

しかし二人はパーティー会場へ向かう途中の
道すがらで入ったストリップ劇場でゾンビに遭遇。
劇場で働くウェイトレスに助けられますが外に出ると無数のゾンビが!

このあと、オギーとも合流できて一安だけど
これでは、パーティー会場もゾンビで大変なことになってるんじゃ?

パーティー会場にはカーターの姉がいる。
じつはベンはカーターの姉に想いを寄せていた

★感想
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ベンはカーターの姉を助けるため3人組は会場へと向かうんだけど
ここからはいろんなゾンビが登場して楽しい、たとえば…

猫ゾンビ、鹿ゾンビ
進撃の巨人の奇行種のようなゾンビ
トランポリンするゾンビ

しまいにはフル○ンゾンビなんかも
そいつに、とんでもない目に合わされるベンにも注目。

そして、なにより
ボーイスカウトの3人組の隊長がゾンビになるんだけど、この隊長ゾンビになってもほんとにしぶとくて、ボーイスカウト3人組に散々なやられかたをする。

あんたらは、隊長に恨みでもあんのかよってつっこみたくなるほど
ボーイスカウト3人組は潔く殺す…。

下ネタ多め、3人組の対立あり、友情あり

絆がしっかりと描かれていて、こんな世界でもなんだかんだで青春してる青春ゾンビ映画

しかも、ゾンビものなのにいっさい緊張感なしで観てる。

エンドロールなんかは遊び心があって3人組の悪ふざけやいたずらなどの微笑ましい姿を見ることができる。

カーターなんかはゾンビと一緒にスマホで写真取り巻くってて笑える。インスタにでもポストするのかなあ。


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「ダヤンのクリスマスまでの12日」池田あきこ

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猫のダヤンというキャラクターがいまして

 たぶん、絵を見たら見たことあるとなる人もいるかも。

こんなキャラなんですけども…

ダヤンのクリスマスまでの12日

ダヤンのクリスマスまでの12日

 

 猫のダヤンはもともとは人間の女の子に飼われていたんですけど

ひょんなことから、わちふぃーるどという世界に行ってしまいます。

そこで、様々な仲間と出合い、冒険し暮らしている猫なんですが

 

この猫のダヤンシリーズは小説やレシピ本、旅行記(これは作者のエッセイ)などがでていまして、私の家にも何冊かあります。

 

で、読んだのが「ダヤンのクリスマスまでの12日」

 

★感想

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あらすじとかもうかかなくてもいきなり感想書いちゃおう。

 

かなり、シンプルな作品なので

ダヤンのすむわちふぃーるどではクリスマスは

月の誕生日を祝う日

 

わちふぃーるどの住人はそれまでに、みんなで準備をする

それまでの12日を描いた作品なんですけど

 

まず、池田あきこさんが描くわちふぃーるどのクリスマスの

イラストがきれい。

 

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 こういうイラストを描く方なんですが絵柄はどうやら好みとかわかれるみたい。(苦手って人しりあいでいるから)

 

そして、内容もわちふぃーるどの愉快な映画キャラクターたちが

失敗あり、笑いありのクリスマスどたばた準備をする。

 

話自体は短い絵本みたいなものですぐ読めるんですが

 

なんといっても、この作品のキモは

 

クリスマス料理のレシピが載っていること。

 

ほとんど、デザートだけどお酒のフルーツポンチとか

美味しそうでした。

他にもクリスマスパーティーとかする人なら盛りあがりそうな

かわいらしいクッキーのレシピとか。

 

読んでて楽しい

目で見て美しい

レシピは美味い

 

と、一石三鳥の本だった。

 

ちなみにこれ年末に読んだんですけど理由は

読書メーターのコミュニティでみんなでクリスマス本を読もうという趣旨のイベントに誘われたからなんですが、このイベント私の知らなかったクリスマスを題材にした本を知ることができて楽しかったです。

 

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【ちょいグロいため閲覧注意】ホラー映画「テリファー」の軽い感想

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このイラストもこんな感想ブログに使われるって思ってなかっただろうなあ…

 

ごめんな、観ちゃったよ

 

「テリファー」

 

 ピエロが人を殺しまくるスプラッター映画

テリファー(吹替版)

テリファー(吹替版)

  • メディア: Prime Video
 

 見てほしい、同じピエロなのに

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この落差よ…

 

テリファー [DVD]

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 ギコギコしちゃうぞ♪

 

だまっとけ、くるな、こっちに。

 

とりあえず……

 

★あらすじ

まず、顔をめちゃくちゃにされたと語る女性にインタビュアーが話を聞く。しかし、そのあとインタビュアーはその女性に楽屋で殺される。

 

場面はかわって

 

ハロウィーンの夜、タラとドーンはダイナーで

上記のDVDジャケのピエロと遭遇する

ドーンは普通に仮装だと思って一緒に写真撮ってインスタにあげる

 

帰りの車中、車がパンクしタラが姉に電話をかけ助けを求める

ドーンが待っているとあのピエロが横でニンマリと笑っていた

 

そして、二人は地下室?みたいなところに連れ込まれる

 

ざっとしたあらすじはこんな感じです。

 

 

★感想(ネタバレ少しあり)

内容なんてない、人がバタバタ殺されるだけ!

 

ドーンは逆さまに吊るされて股からのこぎりでギコギコされてまっぷたつにされる。(DVDのキャッチフレーズにもなってるしたぶんこの場面がハイライトなんだろう)

 

しょうじき、そのシーンはうえっと思ったが

よーーーく見るとめっちゃ作り物感のある人形が

ぶら下げられてまっぷたつにされてるだけで、けっこうチープ。

 

あとは、残されたタラとピエロの戦いになるけどタラもすぐに殺される。

 

そのあと、タラの姉が来てさらに多くの登場人物が殺されるんだけど…

 

うーん。

 

ピエロが面白いくらいに人を殺しまくるだけの、いわゆるB級ホラー映画なんだなってここまで観て悟ったので登場人物とかちゃんと覚えてない。

 

しょうじき、ド派手に殺される場面だけギャーギャーはしゃぎながら観てた。

 

ただ、タラとドーンが連れ込まれた建物に住んでいる

少し気のふれた女性の胸をピエロが切り取って

自分の胸につけてモデル歩きしてる場面を見た時は

 

なんか、好きだけど鈍感すぎてその気持ちに気づいてくれないやんちゃな幼なじみを見守るヒロイン的な気分になった

 

オチは書かないけど

あー、やっぱりそうくるよなーって感じの結末

13日の金曜日的な)

 

とにかく、ピエロが国士無双してるだけの映画。

 

ただ、よくわからないのが顔をめちゃくちゃにされたと語る物語冒頭の女性。私、最初その女性がピエロなのかと思ったんだけど違うのかな?

ちょっとググってくる。

 「もうほんとにバカなんだから」と天を仰いだ

まあ、とはいえ、チープながら王道スプラッターなので、もちろんグロ系ホラー好きが求めるべきところは押さえている。

スプラッターはこのくらいシンプルな方がいいんだ!」って感じで楽しめる。

 

一人でももちろん、グロ平気な友達とかと大勢でツッコミ入れつつワイワイキャーキャー騒ぎながら観るのにもってこいの盛りあがる映画だと思う。

 

ちなみに、このテリファー、続編が決定したようです。

 

………観るか………。

 

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「僧正殺人事件」 ヴァン・ダイン【ネタバレはなし】

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ひっさしぶりに古典ミステリー読んだ。 

 

王道のヴァン・ダインの「僧正殺人事件」

(僧正とはチェスのビショップ。将棋の角行みたいに斜めに動ける。ちなみに将棋で私が好きな駒は飛車、麻雀牌は発)

 

私、ヴァン・ダイン作品は「グリーン家殺人事件」と

「カナリヤ殺人事件」が好きなんだけども

ヴァン・ダインというと何?とマニアに聞くと

「名作だ」と答えるのがこの「僧正殺人事件」ですね。

 

というか、そもそも私はミステリーが好きなのに

このブログにあんまりミステリーの感想を書いてない

理由はミステリーって感想を書くのが難しいから…

(フーダニットとかホワイダニットがどうのとかわからん)

 

なので、ざっとしたあらすじと

犯人わかった時の感想だけここに書いときます。

 

※ミステリーにおけるネタバレは犯罪だと思うので

犯人に関するネタは一切書きません。

なので、ほんとにさらっとした簡単な記録みたいになってます。

 

★あらすじ

物理学者ディラード教授の館の弓技場で弓で射られた男の死体が見つかる

名はJ・C・ロビン

 

探偵ファイロ・ヴァンスは聞き込みをすすめていくうちに 

ロビンが亡くなる前いっしょにいた人物が

土木技師のスパーリングだったことをつきとめた。

 

そこでヴァンスはマザーグースの童謡の文句を連想し一節を暗唱した

 

「コックロビンを殺したのはだあれ

わたしって雀がいった

わたしの弓と矢でもってコックロビンを殺したの」

 

スパーリングは雀という意味

 

ここから、マザーグースの童謡になぞらえた陰惨な連続殺人事件が起こる。

 

こんな感じのあらすじ。

 

 

★感想

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事件自体は童謡になぞらえて次々と人が殺されていくという

イカれているとしか言いようがないものなのに犯行は緻密に計算されている

 

それだけに、高度な頭脳をもつ犯人が冷静に計画しながら

こんなふざけた事件を起こしてるのかと思うと

その犯人の精神が根っから異常なんだなと読んでいて恐ろしくなった。

話が進むにつれて事件の残酷さもますからよけいに。

 

でも、怖いと書いたけど

ディラード家の隣に住むドラッカー家の玄関に置かれた黒のビショップや

死体から見つかった数学の公式のメモなど

随所に謎が散りばめられててその意味を推理しながら読むのが楽しかった。

 

ただ、最後まで読んで思ったのは

私、思いっきりミスリードにかかってたなってこと。

 

上記の謎や犯行が行われたであろう時間の前後の様子

登場人物たちのアリバイから完全に犯人は●●だと思ってた……

 

が、全然ちがった。

 

作者が「そうそう、そいつを犯人だと思ってほしいんだよ、でも実はほかにも…」みたいに「かかったな」って感じでほくそ笑んでそう。

 

あ、でもひとつ疑問

 

結末はかなりあっさりしたものだったけど

探偵のヴァンスが最後、犯人に対して

しれっとすごいことやらかしてたんだけども

これっていいのかねえ?

 

ヴァン・ダイン推理小説を書くうえでのニ十則に

びみょうにふれてるような…気が…した……

 

まあ、面白かったからいいや。

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村上春樹 「一人称単数」

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村上春樹「一人称単数」を読んだのだけど

やっぱり、村上春樹って難解だねって話。

 

★あらすじ

この作品、エッセイ風の短編となっており

まあ、難解だねって言ったけど今までの村上春樹作品と比べると

格段に読みやすい。

 

今まで出会った女性の話や

学生時代に経験した不思議な出来事など著者自身か、創作かはわからないけど少しだけ著者の経験談も入ってる感じがする短編集だった。

 

一人称単数 (文春e-book)

一人称単数 (文春e-book)

 

 

2020文藝春秋電子書籍ベスト100【文春e-Books】
 

 

★ざっくり感想

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うーーん、ちょい難しい。

そもそも私は文学作品を読んでこれといったものを見いだせるほどの

読解力がなくて…ただ、好きで読んでるだけなのですが…

 

この8篇の短編集のなかでとくに好きな話を3つ書いてみよう

 

・ヤクルト・スワローズ詩集

 

村上春樹が野球とくにヤクルトについてあつく

しかし、スタイリッシュに語ってるんですがこれが新鮮で面白かった。

村上春樹が野球好きなのは知ってたけど

詩集を書くほどに愛しているとは…

しかも、他の作品では淡々とした感じの文章を書く人なのに

野球となるとこれでもかと熱く語り

ヤクルトへのラブコールとも言えるような詩を比喩表現たっぷりで

書くもんだからなんだかいつもと違う村上春樹の側面を知ることができて読んでて楽しかった。

 

・謝肉祭carnival

 

この話の「僕」(それが村上春樹がどかわからないけど)は

ひとりの醜い女性と出会う(彼女は結婚している)。

しかし、不思議なことに彼女は僕と意気投合する。

シューマンの「謝肉祭」という曲を聴き比べ記録をつけるという楽しみを二人は見つけ出しあくまで友人として頻繁に会っていたのだが

いきなり、彼女と連絡がつかなくなる。

ラストで「僕」は真実を知るのだがけっこう衝撃をうけた。

 

彼女はまるで謝肉祭(キリストの祭り)の面をつけているかのように

表側だけ繕っていて本心がどこにあるのかわからない女性で、人間の本質はどこかについて考えさせられる内容だった。

 

品川猿の告白

 

主人公の「僕」が古びた温泉旅館で

言葉を話し、旅館で働く猿と出会う話。

その猿は人間の女性しか愛することができない

しかし、人間と付き合うわけにはいかない。

そこで、猿は自身のふしぎな能力を使い

女性のあるものを奪い一時の満足を得るんだと「僕」に告白する。

猿の気持ちを思うと心が締め付けられるような話だった。

 

ーーーーーーーー

 

こんな感じで、この作品は村上春樹のなかでも

ユーモアやファンタジー要素もあり読みやすい。

 

また、他の話も人生の大切な一部分を切り取っていて

読んだあと「私ならこの時どうするだろう」とか

「ああ…こんな気持ちわかるなあ」とかそんなことを考えながら読める作品だった。

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メーテルリンク 「青い鳥」

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メーテルリンクの「青い鳥」読みましたー(^^)

青い鳥 (新潮文庫)

青い鳥 (新潮文庫)

 

 いわゆる「幸せの青い鳥」ってやつで有名な作品

こちら、戯曲となっておりまして

戯曲っていわゆる脚本みたいなやつで

少し物語の風景とか人物造形とかそういうのが想像しにくかったけど

文字数じたいは少ないのでさらっと読めた。

 

★あらすじ

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クリスマスイブの夜、貧しい木こりの子供のチルチルとミチルの兄弟は

裕福な子が楽しそうにクリスマスの祭りに参加してるのを

家の中で眺めているところから始まる。

 

その時、妖女が二人の前に現れる。

妖女は「青い鳥を探してきてほしい」となかば強引に命じ

チルチルとミチルは青い鳥を探す不思議な旅に出ることになる。

 

★感想

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チルチルとミチルは色んな国に行って青い鳥を捕まえるけれど

その鳥は色が変わったり、死んでしまったり…なかなか捕まえることはできない。

しかし、最後に二人はずっと身近にあった「青い鳥」…つまり幸福を見つける。

この作品じたいは未来の可能性を感じる結末だった。 

 

そして…

 

幸せについて考えた

これは難しい。上手くいえないけど…

 

例えば、現実でも…

追い求めてやっと手に入れた幸せが、チルチルとミチルが捕まえた鳥のように、幸せも変わってしまったりこんなはずじゃないという感じになったり、ある日急になくなったりする。

 

あとは身近に幸せがあるのに気付かずに

「こんな人生を送るはずではなかった…」と後悔しながら終わる人もいたりするんじゃないか

 

私が思う幸せって…まあ…なんだ。 

追い求めたり、むりやり引き寄せるもんではなく

ちっちゃいことで嬉しいなとか楽しいなとか

親と話したり猫と一緒に寝たり…趣味やったりと他愛もない日常の時間。

でも、まったり過ごすだけでなく

やらなければいけないことはこなして自由な時間も少しでいいからとる。

そういうのを重ねながら大切に過ごすことだと思ってるんだけど…。

 

でももちろん、幸せの解釈って人にもよるから

金持ちになってやる!出世してやる!名声を得る!とか

そんなんでもいい。叶って本人が納得すればそれでいいのはやまやまなんだけど…

 

今の私は部分的には幸せだけど

「今までの人生全体を振り返ったらどう?幸せ?」と聞かれるとまだまだ。

だから、今の日常の幸せを壊さないようにしながら

人生を充実させることを目標にしたいとこの作品を読んで思った。

 

運命の残酷さを痛感した

青い鳥を探す旅路で、チルチルとミチルはこれから生まれる子供たちが住む「未来の王国」にいくのだけど

チルチルとミチルはこれからうまれてくる自分の弟に出会う。

ただ、その弟は風邪で3ヶ月で亡くなる運命を持って生まれることになっている。

 

それだけじゃない、ここの子供たちはなにか一つ持って

現世に生まれなくてはいけない。

才能や能力、罪、病気、死さえも…。

良いものはともかく、残酷なものを持たせられて時の神に急き立てられて生まれさせる子供たちがいる王国。

 

これなあ…才能や能力、健康な人がいて普通に日常を過ごしてる人たちがいるなかで

若くして病気で苦しんだり、罪に手を染めたり 

私も発達障がいなどで周りとうまくいかないことがあったりで普通にできない。

人間って…なんというか、平等ではないと感じることがままある。

 

本当にこんな王国はないと思うけど

人ってなんか運命みたいなものがあるんじゃないか

(もちろん運命なんて変えてやると挑むのもありだけど、それは挑む勇気を持って生まれた人だと思うし) 

私も過酷な何かを持たされて生まれたのかなと辛い気分で考え込んでしまった。 

 

やっぱり、作者もそういう世界の残酷さみたいなものも

伝えたかったのか…。

 

この作品、子供向けかと思うけど

亡くなってしまった人たちと対面する国の話もあったりするし

むしろ、大人になってから読んだほうが気付かされるものがある。 

 

今一度、自分の人生を見返すために読むといいかもと思った良書でした。

 

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ありがとうございます

このブログ1ヶ月はまるまる書いてない

 

私生活でショックな事もありしばらく休んで

いちおう、読書だけは続けてた(本読まないと気持ちが安定しない)ので

読んだ本はかなりたまってきてたんですね。

 

ショックな事があっても

気持ちを安定させるために本を読むってどれだけ読書狂いなのか…

と、思うけど

 気持ちも少し楽になってきたので書くかと思って

「ねこばん」の感想を書きました。

 

正直、1ヶ月も離れてたらもうさすがに

誰も見てないでしょう、こんな辺境のブログ…と思って

ブログの管理画面開いたらプレビュー100突破してた

 

こんなブログでも覚えててくれた方がいたんだなあと嬉しくなった

 

ありがとうございます。

 

これから、私生活でも資格?習い事?とか

自分がやりたい仕事のことなどで

ばたばたとあがくことになりそうなので

かなりの不定期更新になると思いますが

よろしくお願いいいたします。

 

これから、新しくはじめること

緊張もあり少しワクワクもあり、不安もあり

まあ、とにかくくたばらない程度にがんばってみます。

 

うーん、しかしこんなんでほんとに私の読んだ本をすべて

ブログに記録するという目標は叶うのかなあ。

 

まあ、やってみたいことはなんでもやってみるしかない。

 

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