【村上春樹の猫愛】「ふわふわ」 村上春樹
猫の絵本なんですけどね
村上春樹の絵本だし猫だしで手に取ってみた。
ひたすら年老いたメス猫…たぶん、村上春樹が子供の頃飼ってた猫、その猫への愛を村上春樹のあの文章で綴られてるんですが
猫飼いなら共感というか、子供の頃から猫とふれあってきた人ならじんわりとくる内容でした。
そして、なにより村上春樹ってドライなイメージがあったんですが猫好きってことでなんだか、親近感がかってにわきました(* ̄∇ ̄*)
「僕は世界中の猫が好きだけどそのなかでも年老いたメス猫が好きだ」
この一文すごくわかります。
というのも、私は鍵っ子一人っ子で遊び相手といえば
近所の猫なんですが、それがメスの三毛猫(ミイという名前)なんです。
その子がすごくお利口で私が駄菓子を買いにいくときも
ついてきてくれたりとにかく、お母さんのような存在でした。
今も猫を2匹飼ってるけどやっぱりその子は特別な忘れられない存在として心のなかに残ってます。
村上春樹の年老いたメス猫もそんな存在なんだろうな。
この絵本を読んでもう会えないし、もうこの世にいないかもしれないけど、ミイに会いたくなってしまった。