読書人間の電子書斎

〜今まで読んだ本を記録して自分だけの図書室を作るブログ〜

発達障がい者「発達障害」を読む

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突然ながら私は2年前?に発覚したんですが

いわゆる発達障がいというやつです。

asd(自閉症スペクトラム)とadhdの複合です。

発達障害 (文春新書)

発達障害 (文春新書)

 

 で、色々知りたくて本を読んだのですが

栗原類さんの本やらなんか色々と読んだのですが

まず、基本はこれかなーと思った本。「発達障害

 

これは、asdadhdの特性、脳のメカニズムについて描かかれていて

「もしや…?」と思った人にも分かりやすく解説されている。

 

ここで、ざっくりとasdadhdの違いについて説明すると

asd=空気が読めない、遠回しな表現が苦手ではっきりと言い過ぎる、感覚過敏

adhd=興味がないものにたいして集中力がない、長続きしない

 

などなど、個人差で色んな特性があるのだけど

簡単に説明するとだいたいこんな感じ。

 

で、私の症状はというと

 

はっきりと言い過ぎる、言語化が下手くそ、凡ミスが多い

興味がないものに集中できないが好きなことなら寝る間も惜しんでやる

先伸ばし癖がある、フラッシュバック、見たものを忘れない

寝ることに集中できず寝付きが悪い

片付けたつもりでも片付いてない(散らかってるかどうかわからない)

締め付けのある衣服が嫌い、熱い食べ物嫌い(味噌汁に氷を入れる)

聴覚過敏?人混みというかザワザワしてるところに行くと次の日寝込む

視線が行ったりきたりする、頭の中がフル回転してる

妄想の世界から出られない、独り言多し、表情がない

考え事が多すぎると外でも口に出てしまい怪しまれる

 

こんなところ…多すぎるな。ここからは本の感想。

 

 

上記の症状の克服方法まではかいてはないけど

どうして、私がこんなわけのわからんことばかりやってしまうのか

医師の観点からおそらく当事者の脳ではこんなことが起こっているから~

と、論理的に解説されてるので

上記のような症状で悩まされても「今、私の脳内はこうなってるから時が来れば収まるしおかしいことではない」と受け止められるようになったし

「私の脳がこういう特性ならこうしたらうまくいくのでは?」とちょっとだけど対処法を練ることができるようになった。

 

そして、実際の発達障がいの方の症例やカウンセリング方法が紹介されているので悩まされている症状の克服の足掛かりにもなりそう。

発達障がいだけどどうすればいいんじゃーと煮詰まってる私みたいな人向けのデイケアや施設などの説明も詳しく記載されてるので非常に助かる一冊。

 

確かにこれを読むまではあんまり、そういう施設があることを

知らなかった。医師はあんまり詳しく教えてくれないし。

 

あとは、歴史的に有名な人も発達障害がいが疑われてるんだよーと

いわゆるギフテッドの人…ダヴィンチやらの若き頃の逸話なども紹介されていて「いや、私は天才ではないし、才能もないし」と思いながら読んでたけどなんか、少しだけ勇気付けられた。

 

でもその反面、発達障がいが幼少期にきちんと治療されることがなく

ただのおかしなやつだと周囲に誤解されたまま大人になり

犯罪を犯した人の例も載っていて非常に考えさせられる。

発達障害がい自体は最近、認識されたものだしそういう人もいるんだな…。

 

こういうのは、まわりや親御さんの理解も大切だとひしひし感じる。

 

あと、この本は当事者でなくとも読んでみてほしいなと思った。

まわりに発達障がいの人もいるかもしれない

ちょっと変わってるなこいつ…無視しようとつっぱねるのではなく

社会での正しい受け入れかたなども解説されてるので、理解するためにも知識として知っておく感じで読んでみてほしい一冊です。

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