ちょっとした時間にさっと観れる映画「鬼談百景」
昨日、観たんだけども
私、この作品原作を先に読んだのでだいたいオチがわかってたけど
やっぱり、視覚化するとまあまあ怖い。
この映画はオムニバス作品で本で言うと短編みたいなもの
私が怖いなと思ったものは三つ。
☆「影男」
叔母さんに子供を預けることにしたKさん
叔母さんは快く預かってくれて子供が寝ているうちに
自分もうとうとと眠ってしまう、チャイムの音で目が覚めた
玄関のすりガラスの向こうに黒い男の人影が立っていた。
この男が何が目的かもわからない
でも、この世のものではないことはわかる。
しかも、この影男
頭を玄関のすりガラスに頭を
何も言わずにただゴツンゴツンとぶつけ続ける。
この異様さが、観ていて不気味だった。
☆「どろぼう」
Tさんの集落では子沢山の家があった。
子供を育てるお金がろくにないのに…だ。
なのにまた、その家の奥さんのお腹はふっくらしている。
「おめでたですか?」と聞くと「太っただけだ」と答える。
しかし、数ヶ月たつと、その奥さんのお腹はぺたんこになっていた。
なのに、赤ちゃんの影もかたちもない。
その家の子供の息子に話を聞いてみると
「どろぼうが赤ちゃんを連れていって溝に捨てたの」と答える。
☆「続きをしよう」
墓場で子供たちが鬼ごっこをはじめる
一人が怪我をしたので帰ると言って帰った
その時「続きをしよう」という声が聞こえた
子供たちはおかしさに気づきながらも
その遊びを中断してはいけないと察して
遊び続ける。そして、一人また一人と怪我をして
最後に男の子一人になる。
「続きをしよう」声が聞こえた。
その時、男の子が見たものは…?
※
私が印象に残った話はこの三つ。
学校に出る赤い服を着た女の話をしたら
家まで着いてきた話もなかなか怖かった。
いわゆる、ビックリシーンとかはないけど
静かにじわじわとびびらせてくる描写が多めです。
が、やっぱり、正直なことを言わせてもらうと
原作の方が好きかなあ。
頭であやふやに想像する方がより怖いしなあ…。